
生産農家様を探しています
「くるっくる」に込めた想い
コロナ禍における飲食店の苦境
コロナ禍で飲食サービス業は、大きな打撃を受け、コロナ後においても「顧客数の減少」「仕入れ価格、人件費等の上昇を価格に転嫁困難」という課題を乗り越えていく必要があり、今後の生き残りのためには、顧客数の減少を前提とする中で、単価アップを図りながら、顧客満足度を落とさない仕組みが必要とされます。
ポストコロナにおいて、コロナ前ほどの来客数が見込めない中、来客頂いたお客様にその時間を楽しんでいただきながら、売上を伸ばす仕掛けとして考えたのが、シャンパン等の炭酸系飲料の中にきんかんをいれることで、きんかんに炭酸が付着し、その浮力で、きんかんがくるくると回り、お客様に、その意外性やインスタ映えする画を喜んで頂き、イベントの際におけるシャンパンなどの飲料売上の増加を図るという仕掛けです。
「くるっくる」商標登録(ブランド化)の経緯
この仕掛けを自社だけで展開するのではなく、他の飲食店でもどんどん使っていただき売上の増加につなげていただきたい。そのためには、きんかんの生産量を上げる必要があり、生産量を上げるためには、農家の方に、従来の販売価格よりも高く売れる商品に仕上げないといけない、そのためには、ブランド化して展開することが必要と考えました。
飲食店のコロナからの復活のお役に立てたい
紀州の果実を全国の飲食店に届けるプロジェクト
「ブランドの構築で地方の農業振興と飲食店の売上増につなげる」という事業計画名で事業再構築補助金の申請が通りました。飲食店は、コロナによる生活習慣の変化で、コロナ前ほどの来客数が見込めない中、何か少しでも売り上げを伸ばすことができないかと頑張っています。「くるっくる」の企画だけで、簡単に飲食店の売り上げが伸びるとは思いませんが、農家の皆様の利益にも貢献し、次の世代につなげていけるよう、飲食店と果樹農家さんが「くるっくる」というブランドで結びついて、お互いに頑張っていくことができればと思っています。
おいしい紀州の果実が、シャンパンやカクテルの中でくるっくると回りながら、お客さんがどんどんくるっくる、という循環を少しでも早く実現したいと思っています。 飲食店も生き残りをかけて頑張っています。ぜひ、果樹農家の皆様、丸い金柑、丸いいちごの生産量を少しでも増やしていただき、飲食店向けにどんどん供給していただけますよう、よろしくお願いいたします。
「くるっくる」の展開
宮崎県の取り組み
ブランディングにあたり、参考にしたのは宮崎県の取り組みです。宮崎県では、宮崎県経済農業共同組合連合会が、東国原知事の時代である2008年に商標「たまたま」の出願をして、その後大々的にきんかんの作付と販促を行ってきました。きんかんの生産量の順位は以下のとおりです。

圧倒的に宮崎が第一位で、「たまたま」の売上はどんどん伸びています。 なお、「たまたま」のブランド利用には制限があり、「生で食べることを目的として、ハウス栽培で開花日から210日以上を経過し果樹で完熟させ食味、外観の優れた果実」で、直径2.8cm以上、糖度16度以上となっています。
商標「くるっくる」のブランドディング戦略
商標「くるっくる」については、当面、厳しい条件は設けない予定です。少しでも丸くて、シャンパングラスに入るサイズで、炭酸系飲料の中で、くるっくると回るものであれば、くるっくるを名乗っていただく予定です。くるっくる名で販売しようという農家さんには、くるっくるがデザインしたシールを買っていただきます。そのシールを貼っていただいて、当面は、近くの拠点(よってって等)に持ち込んでいただいて全国の飲食店に配送もしくは現地販売する流れか、各人で販売していただく等の流れを考えています。
商標「くるっくる」を活用したブランディング戦略の全体像は、以下のとおりです。

紀州きんかん「くるっくる」としての展開
和歌山は生産農家の高齢化問題に直面し、若者の継承には、安定した収入の確保が課題となっています。価格が低位安定しているみかんの代替として、また、梅や桃の収穫期と異なる時期に収穫期を迎える裏作用として、和歌山県の農家の皆様にきんかんのブランド化という新たな販売拡大策を提案することで、現在5位の和歌山県での生産量を増やし、シェアの拡大を図ることができれば、シェアの拡大、果樹大国の強化にもつながると考えています。
新規育成のお願い
令和5年収穫のきんかんについては、銀座、祇園、北新地のクラブなどから申し込みをいただき、事前予約販売は令和4年12月中に予定量の販売が終了しました。当面は糖度等の基準は設けず、丸ければ「くるっくる」認定ということで進めていくことにしますので、ぜひ、作付をよろしく検討お願い致します。
丸いいちごの
生産農家様も探しております。
『くるっくる』は、きんかんに限ったブランドではなく、丸く、シャンパングラスに入る程度の大きさであり、炭酸系飲料を注いだ際にくるっくると回るものであれば『くるっくる』と名乗っていただけます。丸いいちごを生産してくださる農家様を探しております。